孔内傾斜計観測 4.観測誤差をなくしましょう

2020年10月22日

・孔底から3m間の値のメモ
・反転挿入後の馴染ませ時間
・孔底から3m間の値のメモと計算値のメモ

さて、15分経過していよいよ測定開始です

最終深度に水糸でしっかりと深度を合わせましょう

ロガーに表示されている値を野帳にメモをしましょう

その後50cmプローブを上げて水糸にしっかりと深度を合わせます

ロガーに表示されている値を野帳にメモをします

その後50cmプローブを上げて水糸にしっかりと深度を合わせます

ロガーに表示されている値を野帳にメモをします

これを繰り返していくのですが

私はメモは孔底から3m間をメモするようにしています

理由は

・前回と比較して値で方向が間違っていないかわかる
・測定器が正常に動いているか?判断できる
・測定深度が間違っていないか?確認できる
・前回データと比べて良い値が取れているかわかる

等々の理由が挙げられます
時間にして15秒くらいですからお試しください

GL-0.5mまで観測を終えたら一度プローブを抜いて
反転して、ウエスでケーブルをきれいにしながら、孔底まで下ろします

最終深度に水糸で合わせたら
ここでも温度に馴染ませる時間を取りましょう

私は最低5分は馴染ませます

その後、再度観測を始めます

今回も3m間はメモを取るのですが
出来たら計算値を計算しておきましょう

Dep A0 A180 A0-A180 B0 B180 Bo-B180
20.0 -89 115 -204 77 -143 220
19,5 -80 101 -181 114 -183 297
19.0 -77 102 -179 145 -215 360

こんな感じですね

出来たらこの値を前回観測時の値と比べて見るんです

A0-A180, Bo-B180 の値がほとんど変わらないようなら
グラフを描いた場合、まっすぐに立ち上がっています

孔底から3m間がまっすぐに立ち上がっていれば
その後もちゃんとしたデータが取れていくと思います